自動車業界の不正についての考察 1

  • 2024.02.07 Wednesday
  • 10:50

昨年のビッグモーターの不祥事に続き、ダイハツの品質不正や検査不正問題、さらに年明けにトヨタ織機のディーゼルエンジン不正問題など、自動車業界では不祥事や不正が相次いでおります。

 

ビッグモーターに関しては完全に会社の体質というかやり方の問題で合って、保険金の過大請求や顧客の車をわざと傷をつけて修理代を水増しするなど言語道断です。また街路樹を伐採したり枯らして自社の商品車両を良く見えるようにするというのも考えられないですね。

 

ビッグモーターに限らず、他の大手中古車販売店は売り上げを上げるためなのか分かりませんが、車両の見積もりを作ってもらったら車両価格に40万、50万と諸費用がのっていたという話は枚挙に暇がありません。個人的にはこれは適正価格とは言い難く、知らない人を食い物にしていると言っても過言ではないと思っています。

 

もちろん消費者もその提示された見積もりに納得して購入しているので法律に違反しているわけではないので、法律上の商取引として問題ないでしょうが、同業者目線で言うと費用の2重請求をしている項目が散見されたりします。

他社の見積もりで「登録手続き代行費用」、「ナンバー変更手続き代行費用」、「登録書類作成費用」などと記載されているものを見たことがありますが、どれも同列の作業なんですよね。少なくとも当店は「登録代行費用」としてしか請求していない項目です。

 

これに対しては残念ながら消費者側が知恵を付けて、そういうお店で購入する際にはおかしいと思う箇所はしっかり質問して納得するまで購入しないようにするしかありません。

 

 

ダイハツの不正についてはかなり大々的に報道され、実際に品質に関わる問題も発生しております。衝撃でドアロックが掛かってドアが開かなくなるといったことや、エンジンの出力が量産車はカタログ数値より低かったということもあったそうです。

ただ全ての車が問題あったのかというとそうでもなく、どの車がどういう問題があったのかが一目瞭然で分からないところがこの問題をより複雑にしている気はします。

 

そもそも、自動車の量産に際しては抜き打ちで検査機関がチェックしているわけではなく、同じ型式認定をされた車種は同一品質とみなして量産されているそうですが、その型式認定用に検査機関に提出された車両と量産車は全く同一品質というのが大前提です。

それが、型式認定用の車種だけ手を加えてエンジン出力を変えていたり、何らかの理由で開かないエアバッグを手動で開くようにしたとか、そうするともはや型式認定の意味が無くなってしまうようなことになります。

 

なぜそんなことになってしまったのか、様々な意見がありますが、やはり発売日が先に決まってしまって、それに合わせて生産や型式認定を取る工程に無理があったのではないかと思います。

理想は量産できてかつ国の基準に合格する車両ができる目途が立ってから販売日を決めたらいいと思うのですが、そうすると発売日がどんどん遅くなってしまうので、先に販売日が決まって、それに帳尻を合わせるように国の試験を受けて生産しているから今回の様な事態になってしまったのだと思われます。

品質に問題が発生して販売日をずらさなければならなくなった場合は、それを承認されやすい環境になれば良いのかなと個人的には思います。

 

長々となっていまいましたが、また続きは次回に。。。

中古車相場高騰の要因は?

  • 2022.08.23 Tuesday
  • 13:08

最近ネットニュースやTVで「中古車相場が高騰している」とよく報道されています。

実際には、一部の人気のある車種では業者オークション相場が高くなっており、それにより市場価格も高いというのが現状です。

 

まず業者オークションとは何か?というと、車業者だけが参加できるオートオークションと呼ばれるもので、全国各地にオークション会場があります。1週間で2〜3万台はそれらのオークションに出品されていて、日曜日以外はどこかのオークション会場で競りが行われています。

中古車の相場というのは、そのオートオークションで売買される価格をベースに決まると言っても過言ではありません。

 

例えば、平成30年7月から発売されて今も納期待ちが1年程掛かる現行型スズキジムニー。

この車のオートオークション価格は、実は新車店頭価格より高いというのが実情です。

つまり、スズキのディーラーで新車を買って、そのままオートオークションで売ってしまっても儲かってしまうということです。

もちろん中古車業者はそうする事をスズキ販売店から禁止されているのでできませんが、同じようなことが一部他メーカーの他車種でも起こっています。

 

原因は色々あると思いますが、一つは輸出が絡んでいるものと思います。

一部の輸出業者はオートオークションに参加しており、日本で販売している価格よりも海外で売れる価格の方が高い場合、オートオークションで落札した車を海外へ輸出してしまいます。

 

「アメリカの25年ルール」で人気の国産スポーツカーもまさにこの状況で、国内で購入される金額より海外での取引価格の方が高いので、業者もオークションに出品し、落札した輸出業者も海外へ輸出してしまいます。

またオートオークションで高値になる車は、国内販売価格もオークション価格より高くなってしまいます。

なぜなら、オークションで200万円で売れる車を店頭で180万円で売るくらいなら、オークションで売った方が業者も儲かるからですね。そのような状態がここ数年前から始まっており、少し前まで安かった車種が、今では何倍もする値段で取引されるようになってしまっています。

オートオークションで高値が付く車は店頭価格も上がってしまい、先程例に出した現在中古車の現行型ジムニーは新車より高い金額で店頭に並んでしまっているわけです。

 

ちなみにこんな状況がいつまで続くのかは分からないですが、あと1、2年は続くのではないと業界では言われております。

もちろん突然値段が安くなってしまう可能性もありますし、先のことは全く分かりませんが、もし車の購入をお考えの方は、今まで以上に早く情報を集めて早く探し始めないと、希望する車が手に入らないまま今乗っている車の車検が切れてしまうなんてことになってしまうかもしれません。

 

少し長くなってしまいましたが、今の相場の高騰は異常な気がしますが、もちろん全ての車が高いというわけではないですのでご安心を。一部の人気車種がそのような状態になっているというわけです。

車の傷の応急処置タッチアップペイントについて

  • 2021.02.11 Thursday
  • 14:38

今回はタッチアップペイントについてのお話をさせて頂きます。

 

車の傷の応急処置の為にタッチアップペイントを使う事が多いと思います。

タッチアップペイントというのは、車の外板ボディの塗装と同じ色に調合された塗料で、よくオートバックスやホームセンターで売られている細長いボトルに入っている塗料です。

蓋を開けると筆がついているので、その筆で傷部分に塗って傷を隠すものです。

 

当店でもちょっとした補修にタッチアップペイントを使用しますが、カー用品店で購入したものを使わないようになりました。

なぜなら、何となく、微妙に、そんな気がするだけかもしれませんが、微妙に色が合っていない気がするのです。

もちろん、中古車である以上ボディの塗装部分の色身が変わっていくことがあるので、新車時の塗装色より薄くなったりする車が多いです。

 

そんな場合、それぞれのメーカーが出してる純正タッチアップペイントを使用するようにしています。

この純正タッチアップペイントは、トヨタ車ならトヨタのディーラーで、スバル車ならスバルのディーラーで個人のお客さんでも購入することができるのでお勧めです。

こんな感じボトルで、1本1000円前後で購入する事ができます。

 

ちなみに車の色は色番号というものによって管理されているので、注文する場合は色番号で注文すると良いです。

ディーラーさんへ車を乗っていけば、車を見て確認してくれるはずです。

 

色番号は車のコーションプレートに刻印されており、たいていの車はエンジンルーム内にありますが、トヨタ車は左のピラーの根元にあります。

 

小さな傷を隠すためのタッチアップペイントは、傷を完全に隠すことできませんが、見えにくくする(誤魔化す)ためのものなので、綺麗好きな方にはお勧めできません。あくまで応急処置ですよ。

ドライブレコーダーの重要性

  • 2021.01.29 Friday
  • 19:34

先日事故に遭われたお客様の話です。

 

緩い右カーブの道を走行中、左の広場からノーブレーキの車が斜めにぶつかってきて、お車の左側面が損傷しました。

ぶつけられた車の速度はたぶん時速40キロほどで、本当に一瞬の出来事でした。

 

飛び出してきた車を運転していたのは年配の方で、「ハンドルを切ったけど曲がらなかった」と言っていたそうです。

幸い双方に怪我はありませんでした。

 

お客様の車は制限速度内で普通に走っていてぶつけられたのですが、こういう事故の場合通例ですと「どちらも動いているので100対0では無い」とされてきました。

なぜならぶつけられた方に過失が無かったという証拠が無いからです。

 

 

今回の事故に関しては幸いなことに、お客様のお車には360度撮影できるドライブレコーダー(リアカメラ付き)が搭載されておりました。

 

ドライブレコーダーの動画を確認させてもらうと、左横から車が飛び出してきて、それを避けようとセンターラインをはみ出て右車線まで避けたけど、よけきれずにぶつかったというシーンが残っていました。

さらにぶつかってきた車は止まることなくそのまま走り去り、200mほど走ってから止まっていました。

 

このドライブレコーダーの動画を保険会社に提出し、双方の保険会社同士話し合った結果、100対0の事故になりました。

 

つまり、ぶつけられた側は交通ルールを守って走行中に横から車が飛び出してきて、避けようと最善の努力をしたがぶつかった=過失が無かったということが認められたからです。

 

ドライブレコーダーが無ければ、いくら説明しても客観的な証拠が無いので認めらなかった事です。

それによって、「動いている者同士の事故は100対0にはならない」という通説が出来上がっていました。

 

実際私も免許取り立ての頃、直線道路を走っていた時に左右確認せず飛び出してきた車と衝突し、90対10という過失割合の事故に遭いました。私としては、制限速度内で走っていて、突然目の前に車が飛び出してきたがブレーキを踏んでも止まれる距離ではなかったのでぶつかった事故でした。

 

本当にショックでしたが、この時も「制限速度内で走っていたか?飛び出してきた車にいつ気づいたか?どこでブレーキを踏んだ?」と警察の事故処理の際に聞かれましたが、そんな一瞬の出来事を覚えているわけがありません。

 

 

話が逸れましたが、今回の事故でドライブレコーダーの重要性を再認識させられました。

 

当店でもドライブレコーダーの取り付けを数多くしてきましたが、今回の事故で360度カメラの強みも認識しました。

 

もちろん360度カメラが万能というわけでなないですが、またドライブレコーダーの話は別の機会にじっくりしたいと思います。

みなさん、ドライブレコーダー付けてくださいね。

今は自動車保険でドライブレコーダー付きの特約もございますよ!

当て逃げ

  • 2016.01.15 Friday
  • 11:18
知らぬ間に車をぶつけられたことってないですか?

まさか自分の身に起こるとは思ってもなかったのですが、しっかり凹まされてしまいました。。。

昨晩から今朝にかけて当てられたみたいですが、仕事が終わってから寄った郡山イオンの駐車場でやられたと思います。


自分でどこかにぶつけたのかな?と一瞬考えましたが、これだけ凹むほどぶつかって気づかない程鈍くはないので、おそらく駐車場で当てられたのでしょう。
滞在時間1時間程の出来事でした。

凹んだバンパーに残っていた塗料の色は白系の車のようです。
黒く映っているのはバンパーの下地の色なので。

これだけ凹むほどなので相手は気づいていないわけはないのですがね。。。

ちなみにこのような時に役に立つのがドライブレコーダーです。
通常ドライブレコーダーは車のエンジンを切ると電源が切れて撮影しませんが、エンジンを止めてから最大3時間録画するモデルがあるのです。
それがアサヒリサーチというメーカーのドライブマンというドライブレコーダーです。
お値段は少ししますが、ドライブマン1080sα(税込23,760円)、ドライブマン1080GS(税込25,920円)は、エンジンを止めてから3時間、1秒間に1枚の静止画を撮影してくれますので、今回のような当て逃げに遭った場合も相手の特定にとても役立ちます。

少し前までこのドライブレコーダーが在庫していたので取付しようかなと思っていたのですが、売れてしまったので取付してなかったんですね。

かすり傷程度ならまだしも、これだけべっこり人の車を凹ませてそのまま逃げてしまう人の神経も理解できませんが、とりあえず修理するしかないですね。

これを機にドライブレコーダーの導入を検討しようかなと思う出来事でした。
 

車のことは車に詳しいお店で

  • 2015.04.29 Wednesday
  • 21:52
久しぶりの車ネタです。

車のバッテリーが弱っていたとガソリンスタンドで言われ、バッテリーを交換したけど
またすぐにあがってしまったお客さんがいました。
どうやらオルタネーター(ダイナモ)が故障し、充電ができていない状態でした。

エンジンの掛かりが弱い、ライトが暗くなる、といった症状はバッテリーが弱っている時に
出る症状ですが、オルタネーターが弱っている時も同じような症状がでます。

車を走らせるには電気は不可欠です。
エンジンを掛ける時のセルモーターを動かす時には大きな電流を必要としますし、
エンジンが掛かっている時は、絶えずエンジン内部で火花を飛ばすプラグが電気を
使います。
電気を使うだけでは無くなっていくだけなので、バッテリーに充電する為にオルタネーター
と呼ばれる充電するための部品がついています。エンジンルーム内に何本かベルトが見えると
思いますが、そのうちの1本はオルタネーターに掛けられており、エンジンが掛かっている
間中は連動してオルタネーターも回って発電しているわけです。

オルタネーターが弱ってくると充電する量が減り、バッテリーが弱っている時のような症状が出ます。
最終的に発電しなくなると警告灯がつきます。車によって警告灯の種類は違いますが、バッテリー
マークが点灯したり、複数の警告灯が点灯するとオルタネーター不良の可能性が高いです。

ガソリンスタンドの店員さんはそのようなことを知らなかったのか、バッテリーを交換しましたが、
結局すぐにバッテリー残量が無くなり走行できなくなってしまったわけです。

ガソリンスタンドはガソリンを入れるところと思っていますので、私はガソリンスタンドでバッテリー交換や
オイル交換をしようと思ったはありませんが、車に詳しくない方の中にはガソリンスタンドで車の修理も
してくれると思っている方もいます。
認証工場としてガソリンスタンドに併設された整備工場を持っているところもありますが、ガソリンスタンドの
なかには上記のような判断をしてしまうところもあるので気をつけてください。



 

燃費の良い車です

  • 2015.02.28 Saturday
  • 11:59
先日下取りさせて頂いたミライース。
高速道路をひたすら走って帰ってきましたが、その時の燃費に驚き!
時速100キロ前後をキープする走りで関東から関西まで走りましたが、なんと26.2km/L

燃料タンクは30L前後と大きくはないですが、その分良く走ってくれました。
街乗りだとさすがにこれほど伸びないでしょうが、最近の低燃費車両の実力を思い知らされました。

車の安全装備について

  • 2014.12.12 Friday
  • 23:14
最近の車にはさまざまな安全装備があります。

一昔前までエアバッグやABSなんてありませんでしたが、今やそれは当たり前で、最近では衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシストなど自動運転に近いものが増えてきました。
これらの最新安全装備に関することで気になる記事がとある車雑誌に載っていました。

衝突被害軽減ブレーキに関することで、自動でブレーキをかけてくれるシステムのことでした。
内容は、独立行政法人自動車事故対策機構が自動ブレーキが装備されている車のテストを行ったところ、多くのメーカーでカタログより悪いデータが出たというものでした。
実際にJNCAPの衝突被害軽減制動制御装置とページをご覧になるとわかりますが、特に軽自動車に装備されている自動ブレーキは多くの車種で時速20キロで止まれても時速30キロ以上では止まれないというものでした。
軽自動車の多くに装備されている自動ブレーキは赤外線レーザー方式で、遠距離の情報を確認できないという弱点があります。だから時速30キロ以上では止まれないものがほとんどなのです。
その他の種類としては、ミリ波レーダー方式やカメラ方式があります。
ミリ波レーダーの特徴は柔らかい物体を検知できないことと、10m以下の近い距離での計測にばらつきがあるようです。
カメラ式の特徴は雨天などの悪天候に弱いとされておりますが、JNCAPのテストにおいてはそれほど弱くないようです。

なお記事の中ではスバルの「アイサイト」と現行型のスカイラインの高機能型ミリ波レーダーが圧倒的に性能が良かったそうです。どちらも時速50キロからでも自動で止まるようで、これで事故が減るのなら素晴らしいことだと思います。

ただ、こうした安全機能に頼ってしまうと、人間の運転技術が衰えるような気がしてなりません。
あくまで運転しているのは人間なので、やはり運転することに対する注意力や判断力は養われなければいけないと思います。
これからもどんどんこのような技術が進化していくと思いますが、いつまでもハンドルを持つ緊張感を忘れずに安全運転を心がけたいものですね。

 

走行会に参加してきました!

  • 2014.09.28 Sunday
  • 14:32
先日セントラルサーキットで行われた走行会に参加してきました。

参加している耐久レースに向けた練習走行ということで、2名で参加してきました。
いつも参加している耐久レースは「ユーロカップ」という名前がついている通りヨーロッパ車ばかりの参加なのですが、
走行会には国産車もたくさん参加しておりました。


前回故障した部品も交換し、タイム計測器も取り付けて準備万端。
今回の走行枠は30分×3本でした。

参加ドライバー2人で半分ずつ走りました。






参加台数もそれほど多く無く、天候にも恵まれてとても走りやすいコンディションでした。
練習の甲斐あって、自己ベストタイムを3秒以上更新することができました。
一緒に参加したお客様にも楽しんで頂き、サーキット走行2回目にしてタイムも6秒以上更新されておりました。


サーキットで合流したお友達のアルファ156とも一緒に走りました。
タイムは残念ながらかないませんでしたが・・・

大きなトラブルも無く楽しいスキルアップできたのは良かったです。
次回は12月21日に行われる3時間耐久レースに参加の予定です♪

夏の9時間耐久まつり2014に参加してきました

  • 2014.08.05 Tuesday
  • 21:17
先日セントラルサーキットで行われた9時間耐久レースに参加してきました。
ガレージハーフウェイからは7人のドライバーがエントリー。
初参加が3名、うち初サーキット走行の方は2名というチームで、みんなで楽しく完走を目指して走ります。
エントリーチーム数は27チームでした。


スタート前の様子。
ホイールに緩みが無いか最終確認。
本レースでは1週目はセーフティーカーが先導する後ろをついてゆっくり走り、2週目にセーフティーカーがいなくなった後にコントロールラインを超えた時点でスタートというローリングスタート方式です。


そしてスタート。
この時点では天候も曇りで、ドライバーもそれほど熱く無く程良い感じでした。


着実に周回を重ね、1人目、2人目、3人目、4人目、5人目と順調に走っていきます。
初サーキットの方はサーキット走行に慣れるところから、経験者の方はひたすら前を走るライバルを追いかけながら走っていきます。


ピットロードはこのような感じ。
ここへピットインするマシンは横づけして、ドライバー交代をしたり給油をしたりします。
そして順調に走行を重ねていき、6人目のドライバーに交代するところでトラブル発生!
水温が120度を超えてオーバーヒート。
すぐさまピット内に入れてラジエターに水を掛けたり、扇風機を当てたりして冷やしました。
しかし一向にオーバーヒートは収まらず、原因を調べていくとどうやら冷却水がうまく循環していません。
サーモスタットが開いていないという診断でした。
この時点でまだ1時間半しか走っていない状態。
このまま棄権になってしまうのか・・・


しかし整備担当のガレージVICEさんの懸命の復旧作業により、サーモスタットをその場で取り外し、動かない部分を除去。
再度ばらした車を組み直して、冷却水を補充して様子を確認。
「オーバーヒートは収まっている」

なんとか再スタートを切ることができました。

そして周回を重ねますが、またまた水温が上昇気味になってきたため再度ピットイン。
状況を確認してもらうと、今度は冷却用の電動ファンの動きが遅い様子。
ファンコントロールユニットがおかしいようです。

さすがにユニットなんて交換できるはずもなく、途方にくれていたけれど、またまたVICEさんの機転による応急処置で電動ファンの配線とバッテリーを直結し強制的にファンを回すという処置をしてくれました。
これによりまた走れるようになり復活。

しかしいつの間にやら雨足が強くなり、コース上もピット上も水たまりができるような状態になってしまいました。

無理せず楽しく走ることを目標に、雨で滑りやすい路面での走行を重ねていきます。


完全に水しぶきを上げながらも疾走するゴルフ3。
雨の中ではFR車よりFF車の方が安心してアクセルを踏めるので、個人的には雨の中のドライブは楽しかったです。
しかも参加車両はFR車が多く、FR車のBMW318の多くはコーナー途中でリアがスライドするのを抑えるのに必死で、かなりタイムが落ちていました。


一向に雨が収まることもなく、結局はレース中の半分以上は雨でした。


終盤にかかるとさすがにみんなお疲れの様子。
あとは無事に完走できることを祈るばかりで、はらはらしながら見守っていました。

途中トラブルに見舞われながらも、なんとか無事最後まで走り切り9時間耐久レースを完走!

最後はどのチームも帰ってくるマシンをお出迎え。
今回9時間耐久レースに参加するために、マシン準備、メンバー集めを行い、初めて自分で取り仕切って完走できたので、ゴールの瞬間はちょっぴり感動して涙ぐんでしまいました。(たぶん誰にもばれていないと思う・・・)

雨の中でコースアウトするチームも続出する中、うちのチームは誰もコースアウトすることなく、無事完走できたのが本当に良かったです!

個人的には色々と不手際があり反省する点も多々ありましたが、無事みんなで完走できたのは本当にうれしかったです。

今回参加して頂いたメンバーの方、またレースの準備に協力してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。



「車で全開走行をする」ことってなかなか味わうことができない非日常の世界だと思います。
私もよく夜の山を走り回っていましたが、サーキットでのスピードレンジとは全然違うので見える景色も体感するGも、何もかもが別次元です。
ただ言えることは、対向車も無く、歩行者も無く、コース幅も広いうえにコースアウトして民家の壁に当たるということもありません。サーキットは一般道路に比べて格段に安全に速く走ることができる環境なんです。
そしてその環境の中で車を全開で走らせると見えてくることは、「車ってこんなスピードが出るんだ」「車ってこのくらいの距離で止まれるんだ」「車ってこのスピードで曲がれるんだ」という車の限界性能と自分の限界です。

車はまだまだ曲がれても自分が怖いという状況が多々あります。
他の車は速く曲がっていくけど自分は速く曲がれない、でも車はまだ曲がれる(タイヤも滑らずにグリップしているから)。
100メートル手前からフルブレーキすると余裕で止まれるけど、50メートル手前だと近すぎる。
じゃあ80メートルまで頑張ってみよう。
そうして車の限界を知り、自分の限界を知っていくことでタイムが上がっていき、車の運転がうまくなっていきます。
つまり車をコントロールする力がついてきます。

決して「速く走れる=車の運転が上手い」というわけではないですが、速く走れる人は車と自分の限界を知っているから速く走れるわけで、それはとっさの時にも生きてくると思います。

サーキットで車を走らせる楽しさもさることながら、車を全開で思い切り走らせることによってわかってくる、車と自分の限界を多くの人に知ってもらい、それがゆくゆくは交通事故の減少に繋がればと個人的には思っています。

このような想いも持ちつつ、多くの人に車を走らせる楽しさも知ってもらえたらいいなと思っております。

次回は12月に行われる3時間耐久レースに参加する予定です。
それまでに車もしっかり直して、参加者の方には思う存分楽しんでもらえるように準備万端にしておきますので、次回のご参加もお待ちしております♪

この週末に出会った人達

  • 2014.02.04 Tuesday
  • 00:19
この週末はカーレースに関係する人達に会うことがありました。

土曜日には、車の部品の加工を依頼しに大阪の知り合いの整備工場へ行きました。
その工場でリフトで揚げられた1台の車に目が行きました。
明らかに普通の車じゃない造りこみをされた車があり、見るからに本格的なレース用の車両。
よくよく見るとSUPER GTというレース(市販車をベースとした車の日本国内最高峰のレース)のGT300クラスに出場している車両でした。
SUPER GTは市販車両をベースとした車が参戦するレースで、GT300ですと日産GT−RやホンダCR−Z、トヨタプリウス、ランボルギーニガヤルドなど、多種多様な車が参戦しております。
ちなみに市販車をベースとしていない車のレースというとフォーミュラカーレース(F1やF3000など)があります。

昨年草レースに参加したということもありレース車両に興味津々でしたが、本格的なレース車両というものの迫力を目の当たりにして感動しました!やはりものすごいお金がかかっているということが想像できました(笑)


そして日曜日、某宅配業者さんが荷物を届けてくれましたが、いつもの担当の人と違う方で、話をするとかなり車がお好きな様子。
しばし話しているとどうやら昔プロレーサーだったというではないですか。
色々話を聞くと、先ほどのSUPER GTの前身のGT選手権に昔ドライバーとして出場していた方で、有名なドリキンこと土屋圭一氏や織戸学選手なんかも知っているとのこと。
スポーツカー乗りとしてはとても興味深い話を色々聞けました。

世の中どこでどう繋がっているのかわかりませんが、自分の好きな業界の話を聞けてワクワクした週末でした。
と言っても決してレースで生計を立てようとは思っておりませんのでw
あくまで個人的な趣味の世界の話です。

というわけで週明けからは趣味に走らず仕事に邁進していっております!

耐久レース参加者募集中です

  • 2013.09.27 Friday
  • 19:44
 すっかり秋めいてきたこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

当店では只今、来る12月15日に兵庫県セントラルサーキットで行われるユーロカップ第6戦3時間耐久レースに出場するメンバーを募集しております。
サーキット走行に興味がある方、初心者の方大歓迎の耐久レースです。

「参加することに意義がある」という言葉がぴったりの敷居の低いレースなので、「順位は気にせずみんなで純粋に走ることを楽しもう!」というコンセプトで参加者を募集しております。

なお参加予定車両はフォルクスワーゲンゴルフ3です。


エンジンはノーマル、クラッチも扱いやすいノーマルですので、マニュアル車の運転さえ問題なければどなたでも運転できると思います。
足回りはビルシュタインが入っており、ブレーキ周りもサーキット向けのものになっております。
排気系もエキマニから交換しておりますので、エンジンはノーマルながら気持ちの良い吹け上がりを楽しむことができる車です。


走行時間は3時間を4〜5人で走る予定です。
一人当たり20分×2回の走行予定で、参加車両は当店の車ですので、ヘルメットとグローブ、長袖長ズボン、運転しやすい靴を履いて来て頂くだけでサーキット走行が味わえます。
ヘルメットとグローブをお持ちでない方は貸出もしておりますので、日常では味わえない車の限界性能を体験する機会を、身一つで参加頂くだけで味わうことができる貴重な機会です。


通常サーキット走行をするなら、まずはサーキットを走れる車が必要ですよね。
さらにサーキット走行に向けたメンテナンス(専用ブレーキパッドや専用タイヤへの交換、エンジンオイル、ブレーキフルードの交換など)にけっこうお金が掛かります。

私自身も自分の車で何度かサーキット走行をしたことがありますが、毎回のメンテナンス代がかなり掛かってしまい、何度か走っただけで行かなくなってしまいました。

しかし、一人でも多くの方にスポーツ走行を体験してもらいたい、車の運転の楽しさを知ってもらいたいという思いで今回の参加者を募集しています。

気になる参加費用は一人あたり50,000円〜60,000円の予定です。(参加人数により変わります)なお参加費用1チーム95,000円を含んでおります。


興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
締め切りは10月末の予定です。



少し真面目な車の話です

  • 2012.11.23 Friday
  • 18:08
 仕事柄車で移動することが多いのですが、最近「渋滞を減らせば経済は潤うのでは?」と思っています。

そもそも渋滞が引き起こることによって、時間のロスが生まれます。
車で外回りの営業をされている方にとっては仕事が予定より長引く要因になり、それが企業にとっては無駄な残業代となり無駄な人件費になります。
一刻を争う救急現場では、救われたかもしれない人命が奪われるかもしれないし、延焼する前に食い止めることができた火災が大きな被害を与えるかもしれません。
「時は金なり」と言いますが、まさにその通りです。

また渋滞は時間的ロスだけでなく環境への悪影響も引き起こすと考えられます。
ご存知の通り車の排気ガスはCO2を含んでおり、それが地球温暖化の原因の一つとも言われてます。渋滞中の車はひたすらCO2を排出し続ける機械でしかありません。
最近の車にはアイドリングストップ機能がついている車も増えましたが、まだまだ普及しているレベルではありません。

渋滞が減れば、無駄な燃料消費も減って家計も助かり、CO2排出量も減って地球温暖化の進行を少しでも遅らせることができ、また企業の人件費の削減にもなります。

なんてことを最近よく考え、どうすれば渋滞が少なくなるのか考えます。

渋滞の原因として挙げられるのはやはり交通過密による自然渋滞です。
これはある程度はどうしようもありませんが、渋滞する時間を避けて移動したり渋滞する箇所を避けて移動することによって自分が渋滞に遭うということは避けられるかもしれません。

他の原因としては、迷惑な路上駐車によっても渋滞が引き起こされるでしょう。

また運転の仕方でも渋滞の発生原因になります。
特に急ブレーキをかけて無理な停車をすると、後ろの車も同じように急停車してそれがどんどん後ろに波及していきます。
前走車が停止してから発進するのを見てから後続車が発進するまでにはタイムラグが発生し、それが後ろへ行けば行くほど発進が遅れて停車時間が長くなり渋滞に繋がります。
停車している車がF1のレースみたいに「ヨーイドン」で一斉にスタートすれば話は別ですが・・・(笑)

他にも無理な割り込みも同じく後続車に急ブレーキをかける要因となり、同じく渋滞の要因となりえます。

他にも色々とありますが、渋滞の少ない世の中になればもっと時間の余裕が生まれ、心の余裕が生まれ、人生に余裕が生まれるのではと思うわけです。


今後も引き続き渋滞軽減についてもっといろんな資料を集めて発信していけたらなと思います。

燃費記録1

  • 2012.04.19 Thursday
  • 00:41
 先日のブログで紹介したエンジンオイルを使用後の燃費記録を紹介します。

車種はダイハツネイキッドターボGリミテッド。
平成15年式のFF車、AT車です。

他社エンジンオイル使用時平均燃費
平成23年6月〜平成23年12月 12.3km/l

SUNOCO Sveltエンジンオイル使用時平均燃費
平成23年12月〜平成24年4月 14.3km/l 

平成23年12月以前は大阪市内や堺市内を走ることが多く、平成24年1月以降は奈良→大阪を乗ることが多かった為正確は比較は出来ませんが、感覚的には1km/l位は上がったような気がします。

今一押しのエンジンオイルです!

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